有給休暇取得率とは?国全体の平均取得率から、計算方法まで解説
2023.02.27
有給休暇

働き方改革で有給休暇取得義務化が始まり、働きやすい環境の指標の一つとして、労働者301名以上の企業でも有給休暇取得率の情報公開が始まりました。
そこで本記事では、有給休暇取得率とは何か、国全体の平均取得率から、有給休暇取得率の計算方法までをご説明します。ぜひ本記事をご覧ください!
【 目 次 】
有給休暇取得率とは??
有給休暇取得率とは、会社が1年間に従業員に付与した有給休暇のうち、従業員がどれくらい実際に有給休暇を取得したかを示す数字のことで、近年では、働きやすい環境の指標の一つとして、注目されています。
国全体の平均取得率は?
厚生労働省が公開している令和4年就労条件総合調査によると
有休の平均取得率は、58.3%となっています。
企業規模 | 平均取得率 |
全体 | 58.3% |
1,000人以上 | 63.2% |
300~999人 | 57.5% |
100~299人 | 55.3% |
30~99人 | 53.5% |
有休取得率の計算方法は?
有給休暇取得率は、一般的には1年間ごとに毎年集計します。
①1年間の全従業員が取得した有給休暇取得日数
を
②1年間の全従業員に会社が付与した有給休暇付与日数
で割った数字です。
【注意点】
・労基法で定める法定の有給休暇を指します。企業独自の慶弔休暇や特別休暇などは含みません。
・①には前年度からの繰越分で消化した日数も含めます。
・②には前年度からの繰越された日数は含めません。

関連記事
-
2023.02.10
5日間の有給休暇取得義務とは?義務の対象従業員の条件、違反した場合の罰則、管理簿の作成まで
有給休暇5日取得義務化とは、一定の条件に該当した従...
-
2023.02.13
有給休暇の付与日数や5日の取得義務化について
有給休暇は、労働基準法で規定されており、勤続年数に...
-
2023.02.15
退職までの有給休暇を消化中にバイトしてもいいのか?
退職日が確定し、退職日までの期間を有給休暇の消化に...