時短ハラスメントとは?会社への悪影響と、対策について解説
2023.02.15
ハラスメント

働き方改革が進み、業務の効率化が求められる中で、時短ハラスメントも社会問題になってきました。
本記事では、時短ハラスメントが会社に与える悪影響と、その対策について解説します。
それでは、時短ハラスメントをより深く理解し、会社の生産性を高めるための効果的な対策をご検討ください。
【 目 次 】
時短ハラスメントとは?
時短ハラスメントとは、業務量や人員配置の見直しなど必要な対策を会社がとらずに、会社や上司が従業員に対して、労働時間の短縮や、生産性の向上を命じ、必要以上に圧をかける行為のことを言います。
・終わるはずのない仕事量なのに、絶対に残業をさせない。
・残った仕事を自宅に持ち帰って、労働時間に計上していない。
時短ハラスメントが会社に与える悪影響
モチベーションの低下 | 急な対応や、難易度の高い仕事など時間のかかる業務をこれまで担当してくれていた従業員が時短ばかりを強要され、モチベーションの低下につながります。 |
持ち帰りサービス残業(=未払残業)の増加 | 労働時間内に終わらないと責められ、業務を終えられなくても責められるため、持ち帰り残業が増え、未払残業のリスクや、従業員の健康管理のリスクが高まります。 |
社内の雰囲気が悪くなる | 組織として対応しなくてはいけないことを個人任せにすることで、社内の雰囲気は悪くなります。 |
離職率の増加 | 退職者が増えます。 |
人手不足 | 持ち帰り残業が多いなど、時短ハラスメントがあることがSNS上で書き込まれるなどした場合、新規の採用が難しくなります。 |
時短ハラスメントの対策
- 経営者・役員・管理職が時短ハラスメントとは何か?会社のリスクを理解する。
- 見せかけの働き方改革ではなく、真の働き方改革をする。
経営者・役員・管理職が長時間労働は、従業員個人の問題ではなく、会社全体の問題ととらえる。
無駄な事は何か?生産性を下げる要因は何かを組織で考え、
やめなければならないことを決めて、実行します。

関連記事
-
2023.02.15
会社のリモートハラスメントと予防策
リモートハラスメントという言葉を耳にしたことがある...
-
2023.04.24
院長先生が従業員から相談があると言われたら?うまく話を聴くための注意点・NG行為などを解説
従業員から相談があると言われた場合、うまく話を聴く...
-
2023.02.13
同僚からのパワハラとは?会社はどう対応すべき?
職場のパワハラは、上司から部下、先輩から後輩など客...