就業規則とは?会社を成長させるために必要な理由?モデル就業規則の注意点まで解説

2023.02.13

就業規則

会社が成長し、効率的な運営を行う上で就業規則は欠かせません。
本記事では、就業規則とは何か、小規模の会社やパートアルバイトばかりの会社での就業規則の必要性、就業規則の構成、厚生労働省の就業規則ひな型を利用する際の注意点などを解説します。
会社を成長させるために就業規則が必要な理由をご存知でしたか?ぜひ本記事をご覧ください。

【 目 次 】

  1. 就業規則とは?
  2. 就業規則は従業員のためだけ?会社を成長させる就業規則の役割
  3. 小規模の会社に就業規則は必要か?
  4. パートアルバイトばかりの会社に就業規則は必要か?
  5. 就業規則の構成要素

就業規則とは?

就業規則とは、給与、休日、休暇、労働時間といった労働条件やその会社の決まり事などをまとめた規則のことを言います。

就業規則は従業員のためだけ?会社を成長させる就業規則の役割

就業規則は、従業員のためだけの規程だと勘違いされている経営者の声を聞くこともありますが、決してそんなことはありません。
①組織の秩序、規律を守るルール設定
②従業員が決めたルールを違反した場合の罰則
③労働トラブルが発生したときの対応
④入社や退職、異動の手続き
⑤病気などになったときの休職のルール
⑥解雇の基準
⑦秘密情報の保持
など組織を円滑に運営していくためのものでもあります。

小規模の会社に就業規則は必要か?

会社の規模に関係なく、就業規則の作成をお勧めします。
労働基準法では、常時10人以上の労働者を使用する事業所では、
就業規則を作成し、労働基準監督署に届出が必要だと記載があります。
しかし、従業員数関係なく、組織を円滑に運営していくために、ルールは必要です。
人数が少ないうちから、ルールを徹底しておくことで、規律正しい社風をつくることも出来ます。

パートアルバイトばかりの会社に就業規則は必要か?

パートアルバイトの方も、会社と雇用契約を結んだ労働者です。
組織を円滑に運営し、発展させるためにも、ルールは必要だと思われます。

就業規則の構成要素

就業規則は、会社のルールでありますが、法律で必ず記載しなくてはいけない項目があります。

絶対的記載事項・・・ルールが会社にある、ない関わらず、必ず記載が必要な事項

①労働時間に関する事項。始業時刻、終業時刻、休憩時間、休日、休暇並びに二組以上に分けて交代で就業させる場合において就業時転換に関する事項

②賃金に関する事項。賃金の決定、計算及び支払の方法、賃金の締切及び支払の時期、昇給に関する事項

③退職、解雇に関する事項(退職金を除く)

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